① 全身をほぐす
手術後は、傷口や膝をかばったり、慣れない動きに緊張したりして、知らないうちに全身に力が入りがちです。
たとえば、肩がすくんだまま歩いていたり、反対側の脚や腰がいつも張っていたりします。
手術した膝に負担をかけない範囲で、まず全身の筋肉をゆるめ、リハビリを進めやすい状態をつくります。
② 股関節と足首の動きを整える
膝は、上の股関節と、下の足首にはさまれた関節です。
股関節や足首が硬いと、その分の動きを膝が受け持つことになり、膝に負担がかかりやすくなります。
そこで、膝を無理に曲げ伸ばしするのではなく、股関節や足首の動きを整えて、足全体がつながって動く土台をつくります。
③ 膝を支える筋肉を働かせる
太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)やお尻の筋肉は、立つ・歩く・階段を使うときに、膝を支える大切な筋肉です。
手術前の痛みや、手術後の安静のあいだに、これらの筋肉が使いにくくなっている方は少なくありません。
だから、①②で全身と足の動きを整えたうえで、これらの筋肉がしっかり働くようにリハビリを行います。
④ 歩行を整える
①〜③で歩く準備が整ったら、歩行練習に進みます。
膝の痛みをかばっていた長年のクセを見直し、かかとから着いて、足の裏全体、足の親指側へと体重が移っていくように練習します。
足全体を使って歩けるようになると、膝や反対側の脚に負担が偏りにくくなります。
⑤ 生活動作を整える
リハビリの目的は、毎日の生活で体に負担をかけずに動けるようになることです。
立ち上がり・階段の上り下り・座り方・歩き方・靴の選び方など、日常生活の動作を一緒に確認しながら進めます。
※動かしてよい範囲や、注意が必要な動作(深く曲げる動作・正座など)は、手術を受けた病院の医師の指示を優先し、その範囲内で行います。
こんなお悩みはありませんか?
・人工膝関節の手術後から、歩行が不安定
・病院で「あとは自分で運動してください」と言われた
・膝が曲がりにくい、伸びきらない感じが残っている
・階段の上り下りが怖い
・反対側の膝や股関節、腰に負担がかからないか不安
人工膝関節手術後のリハビリでお悩みでしたら、ぜひ一度、当院のお話を聞きに来てください。